海外アパレル生産における生産最少ロット数

バリ島小規模縫製工場 インドネシア仕入れ

バングラデシュでの生産最少ロット

バングラデシュはイスラム教徒の国であり、とても信仰深い人が多いのが弊社の印象です。イスラム教の国は、基本金・土曜日が休みの場合が多く、その代わりとして日曜日は稼働している工場が多いです。またイスラム教の祭日はとても多く、例えばラマダン(絶食月)がある月などはほぼ機能しない場合も多いです。

バングラデシュというと、先ず思い浮かべるのがTシャツではないでしょうか?一方で弊社ではドレスの生産などもバングラデシュにて行っております。気になる生産最少ロットは、比較的大きいです。但し単価的には他ではないメリットがあります。また日本への輸入時には免税措置を受けることも可能です。

また昨今では日系の検品会社もバングラデシュに駐在しておりますので、それらの会社を利用して検品を通してから輸入されるクライアント様も多いです。

ロットが大きい分その分不良品も多いのですが、弊社の場合は不良率の上限を契約時に規定して、仮にそれ以上の不良が発生した場合は次回発注時に相殺などの対応を取っています。

Tシャツに関していえば、大体一発注で4000枚~5000枚が生産最少ロットとなります。これは生地は生機から生産する必要がある為です。基本は生機から生産という方法を取りますが、既成の生地もまた存在はしております。既成の生地を利用すれば1000枚程度から生産も可能とはなりますが、ほとんどの場合、他社からの発注で残った生地を買い取るというような方法となるので、製品にロットぶれが発生する可能性が高いです。一方でドレスに関していえば、弊社では1スタイル3柄程度をトータルで500枚というような発注の方法を取っています。

基本的に今後も継続して発注することを前提として交渉する事になります。上述の国と違い、日本とは大きく文化的にもかけ離れている国でもありますので、交渉には充分な用心も必要となってきます。

弊社では長年継続して生産を行っている縫製工場やブローカーがおります。

タイランド チャトチャック市場

タイランドでの生産最少ロット

既に発展途上国というイメージがないほど近代化してきているタイランドですので、インドネシア同様に年々インフレ率が高い国でもあります。

タイランドへ行かれたことがある方は分かるかと思いますが、基本的にタイランドの場合は、ある特定の生地質の生地を使い製品に仕上げ、数種類の生地質の生地で色々なスタイルの生産を販売している小売店が多数存在します。市場などへ赴くと、5坪程度の小さな小規模店が連なっています。

勿論仕入れ品を販売しているお店もありますが、中には自社ブランドとして販売しており、小売りと卸売り両面で対応している、というお店が多いです。

弊社では長年、レーヨンとポリウレタンの混紡生地(いわゆるレーヨンスパンデックス)を使ってドレスやTシャツなどを生産しているブランドにてオリジナル製品を手掛けております。

生地は既製品となり、中国から輸入しているようです。この為色味などのロットぶれも起こりますが、基本1スタイル(1サイズ)100枚からという場合が多いです。

基本的に一定の生地に特化して縫製しているだけあり、縫製の質は良く、また不良率もとても少ないです。

単価的には中国やインドネシアより高いですが、但し納期はとても早く、短納期で製品に仕上げてもらえるのがメリットです。

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