コロナ禍を考える②

ホクシンBLOG

今現在東京都を中心に日々PCR陽性判定者が増えている、と言われております。これは第2波による影響ではないか?とメディアを中心に騒がれています。

但し、本当に感染者自体は増え続けているのでしょうか?

その一方で経済の停滞が凄まじく、既に多くの会社が倒産に追い込まれ、失業者が多く発生しだしています。

弊社では同業他社数社で集まり、ハワイアン関連のイベント開催をしておりますが、政府が容認している1000人以下の規模でのイベント開催でも、中止の要請をされてくる方もいらっしゃいました。『必要不可欠ではないイベント開催はすべきではない。現状どのような状況になっているのか知っているのか?』という叱咤を頂く場合もございました。

但しご理解頂きたいのは、我々はまた経済活動の一環としてイベント開催を行っております。私共にとっては生きていくために必要不可欠な事なのです。

https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
新型コロナウイルス感染症のPCR検査の陽性率・陽性者の発生動向について
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
新型コロナウイルス感染症のPCR検査の陽性率・陽性者の発生動向について

上記の図は東京都のWebサイトからの引用となりますが、非常事態宣言前と今では、PCR検査数自体が大きく異なり、当初は1日500名前後で停滞していた東京都のPCR検査数は、都知事選挙後から急増しだしており、ここ数日は連日当初の10倍である5000名前後のPCR検査が行われています。その割には、肝心な重篤者に関していえば、微増にとどまっています。

このままPCR検査数を上げていくとどうなるのか?と簡単に想像しますと、先ず6月の時点でPCR陽性判定者を隔離するためのホテル施設などを解約してしまった東京都においては、どうやって今後急増するPCR陽性判定者を隔離する予定なのか?現在隔離施設を準備しているようですが、既に陽性者全数を隔離する事は、とても無理のある事だと思われます。

5月前に関していえば、PCR検査を受けるのはとても高いハードルがあった一方で今は陽性者と濃厚接触した疑いのある無症状者までもPCR検査を促されている状況にあるようです。

今現在新型コロナウイルスによって亡くなられた方は、約1000名となっております。その一方で毎年インフルエンザによって命を落としているのは国内では合併症含めると約1万人。肺炎球菌に関しては約3万人が亡くなっていると言われています。これら両者はワクチンも存在していますが、インフルエンザは毎年ワクチン接種される人の率は国民の50%以下。肺炎球菌においては30%以下と言われています。

勿論新型コロナウイルスによる死者1000名というのは少ない数ではないです。但しそれ以上にインフルエンザや肺炎球菌の方が死者数が多いにもかかわらず、これらに関しては指定感染症ではなく、皆単に気を付ける程度で経済活動を進めているのが現状です。

TVのワイドショーを含めた大手メディアは連日PCR検査での陽性者数をベースとして感染者を発表しています。但し、この数字は意味のある数字なのでしょうか?実際の感染者というのは東京都だけでも数万人~数十万人は最低でも発生していると思われます。なのでPCR検査数を増やせば増やすほど陽性判定者は多く発生するのが常です。そして前述したように隔離施設も足りなくなるのは目に見えています。

ではどうすれば?と言われましても私共は専門家ではないので何も言えないですが、但し我々は一商売人としての観点から見ると、情報化社会で新型コロナウイルスの情報だけでも途方もない情報量が日々アップロードされています。

我々に必要なのは正しい情報をその中から掴み、主観的、客観的な立場からこのウイルスを”正しく”恐れることなのだとは思います。

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